まだ、つぼみです。


 仕事で出かけたついでに、靖国神社に寄ってきた。氣象庁が「さくらの開花」を発表する基準木を見たかったからだ。そこに来ていた人達の興味も同じだったようで、前を歩くおばさまが、境内のジャリ石に水撒きをしていた警備員さんに「どの木ですか?」と尋ねたので、後ろにくっついて“ついでに”教えていただいた。
 靖国神社境内の能楽堂に、まるで舞台装置のように伸びている

 この桜の木が、基準木。

 警備員さんいわく「胸の高さの位置に、ビニール紐が巻いてある」この306番の木だ。確かに、他の木よりつぼみがとても赤かった(他の木は、まだ赤みもない)。
 教えていただく前に自分で探してみたのだが、境内の桜の木には、すべて『第○○歩兵連隊』などの札がかかっていて、この神社の本質?!を思い知るのだった。