不審者は、閃きました。

 昨夜の天気予報で「明日は涼しい」と言っていたのに、どんよりした今朝は、なんだか蒸し暑い。お陽さまが出ていなかったけれど、お散歩の足は西へ向く。 
薬医門 - つれづれなるままに・・・♪ を通り過ぎ、ひたすら西へ。右に練馬清掃工場がある向かい(谷原6-8あたり)に、こんな建物が。
 
 宝林寺さん。 通り過ぎて西のT字路を左折すると、


 敬覚(きょうがく)寺さん。その角を東に左折すると、

 敬覚寺さんの墓地、清掃工場、宝林寺さんが見え、また左折したところ、宝林寺さんの(道を挟んで)隣に

 眞龍寺さんがあった。礼をして入り、本堂近くにお邪魔すると、背後に人の氣配。ムームー(って、今は言わない?)をお召しの大黒さん(お寺の奥様)らしきおかた。不審者に思われた?かと、慌ててラジオのイヤホンを耳から外し、
 私「お散歩の途中でちょっとお寄りしてみました。この辺は、お寺さんが多いんですね」と言うと、
 大黒さん「三軒だけですよ」
 私「そうですか、ありがとうございます。お邪魔しました」
ちっとも悪いことはしていないのに、なんとなく足早に立ち去る。
 しばらく歩いていて、ハタと閃いた。「あ! だから三軒寺なんだ!」
 石神井に住んでバス通学をしている時、毎日通っていたバス停が「三軒寺(さんげんでら)」なのだ。引き返して撮って来た。

 車通りの激しいこのバス通りは、北原通り。この三軒寺交差点で斜め左から来た目白通りとY字型に合流、その先は、関越自動車道の練馬ICだ。

 確か五差路で、いつも混んでいるこの道。関越に向かって左折すると、石神井町に入る。
 数10年前、毎日なにげなく聞いていたバス停の名前の意味が、今日わかったことに大感動! 「三軒だけですよ」のお言葉、ありがとうございました、大黒さん>> 今朝、お宅に迷い込んだ不審者は、おかげさまで学ぶことができました。そして、こんどは「いつの時代から三軒寺なのか?」が知りたくなりました。

 その後、検索して(練馬区HPで)発見! 練馬の地名 今むかし 谷原 関東大震災で全焼、そろって築地から移築した とあった。 …とすると、大正末期か昭和初期ということだね。