天神さまの狛犬

 10月20日-21日に伺った盛岡で、南部鉄器製の「天神さまの狛犬」があることを知った。  盛岡天満宮にある狛犬が、どこにもない愛嬌のあるユニークな狛犬で、昨年、石川啄木生誕120年にちなんで盛岡の市民グループが企画・制作したところ、啄木ファンを中心にあっという間に売れてしまい、再制作中とのことだった。
 啄木ファンではないけれど、お散歩で狛犬も撮っているし、なにより谷先生に教えていただいた「氣の呼吸法」が“阿吽(あうん)” とても手に入れたくなって、友に注文と発送をお願いして帰ってきた。その「天神さまの狛犬」が、昨日届いたのだ。 naoちゃん ありがとぉ〜(^-^)

 石川啄木が小説『葬列』の中で「俺は生まれてから未だ世の中といふものが西にあるのか東にあるか知らないのだ、と云つた様な顔だ」と、この狛犬のことを描いているそうだ。(高畑源次郎というかたが、病気平癒祈願が叶えられたお礼に、ご自分で彫って奉納された狛犬
 さらに、啄木が(狛犬を「石馬」と呼んで)詠んだ歌が、台座にはめ込まれているのだそうだ。
「夏木立 中の杜の石馬も 汗する日なり君をゆめみむ」天満宮拝殿に向かって右にある「阿・あ」


「松の風夜昼ひびきぬ 人訪はぬ山の祠の 石馬の耳に」天満宮拝殿に向かって左にある「吽・うん」


 っで、南部鉄器製だし、狛犬だし、一体が握り拳ぐらいかと(勝手に)イメージしていたのだが、こんなにかわいいの。(^-^)