秩父で伯母を送る

yoko_asami2008-01-26

 11月22日(いい夫婦の日)に亡くなった伯父と、本当に“誰から見ても”仲良し夫婦だった伯母(母の姉)が、「九つ七日目」の1月23日に亡くなった。享年80歳。
 愛する夫の仕事を助け、地域でとても活躍していた伯母だったが、晩年は認知症が進み、12月16日私達が施設に逢いに行った時も、ちょっと目はうつろ、私達の言うことをただ繰り返しているだけ、何か言うと、とても強い口調で言い返す、という状態だったが、「アタマがもやもやしてて、わかんない」と口にしたのが印象的だった。 私はその日「最期のお別れ」を、伯母ちゃんにしてきたのだが、昨日お通夜、今日告別式の、本当のお別れを、秩父でしてきた。 (亡くなった1月23日は、雪の降った日、秩父はところどころ雪が残っていた)

 埼玉県東松山市で(昭和20年代になるかな)「松山小町」と言われた(らしい)、女優のようにきれいな伯母だった。▼証拠(?)写真

真ん中の黒いコートを着ているのが、その伯母。(右端も伯母(母の義姉)) お金を入れていないので(当然)動かない、木馬に乗っているのが私。他の2人の子は、亡くなった伯母の娘で、従姉妹達。
 ある意味「昭和30年代、(たぶん)池袋のデパート屋上風景」としても、懐かしい。

 80歳を過ぎても、それはそれはきれいな肌(お顔)をしていた伯母は、きれいにお化粧をしてもらい、入棺した後、嫁入り時に着用していたという、実家の紋が付いている赤い振袖を纏い、亡き伯父のもとへ再びお嫁入りに旅立って行った。
 おばちゃん、行ってらっしゃい。おじちゃんと逢って、お幸せにね。