消えた残高 -都会のミステリー-

　パスネットの残高が消えた。先日、渋谷から(半蔵門線〜「青山一丁目」経由〜都営大江戸線で)光が丘に帰った。(東京メトロ)渋谷駅の自動改札を通ったとき、なんの氣なしに目にした「残高 3,810円」。２駅目の「青山一丁目」で、乗り換え用の自動改札を通ろうとしたら、パタっと塞がれ「駅員にご連絡下さい」の表示が出た。念のため、別の改札を通しても同じ。改札脇にいる駅員さんに「エラーになった」とパスネットを渡したら、なんと「残額が０になっている」と言う。　調べた機械から印字されたレシートみたいな用紙も見せられたが、本当に０だった。
　渋谷駅で改札を通し、そのままバッグのポケットにしまい、また出しただけ、その間数分で3,810円が消えてしまったのだ。すごいミステリーがあるものだ。@@)　裏面には、渋谷で入った記録がちゃんと残っていた。そのおかげというか、なんというか、「このパスネットは、お預かりして調べることになります」と言うのだ。でも、預けた駅に取りに行かなければならないということで、そのパスネットに「訳ありメモ」みたいのをつけてもらい、青山一丁目は手動改札を通過、（大江戸線乗車後）光が丘駅でやはり「調べたのち返却」となった。写真のパスネットは別のものだが、下にあるのが【共通カードお預かり証】、日付け、光が丘駅のハンコ、電話番号が書いてある。　預けて調べた後、別のカードにインプットし返却してくれるまで、約1週間とのこと。連絡があったら駅まで取りに行かなくてはならない。思い起こせば、バスカードでもそんなことがあった記憶があるが、そのときは“郵送”してくれた。　でも、バスの営業所っていうのは、だいたい不便なところにあるから、当然か。
　「たった数分、たった２駅で残額が0になるのって、どうして？　私の前に改札を通ったヒトが、ハッカーみたいなカードを通したから？」などと想像してしまった。
　ついでに、パスネットは私鉄、地下鉄、ゆりかもめ、など、21路線もで乗り降りができるプリベイトカード。詳細は→　Railfan Passnet　数年前まであった地下鉄専用のメトロカードと区別するために「共通カード」と呼んでいるのだろう。
　ちなみに、浜松町〜羽田空港間の「東京モノレール」は、→Suica：JR東日本　で、写真のパスネットに「羽田」とあるのは、【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト　製だから。京急「羽田空港」駅ができたおかげで、私は「東京モノレール」にはまったく乗らなくなった。