今年も さくらえび

 良いお天氣の昨日、今年も由比にさくらえびを食べに行ってきた。こちらは快晴だったけれど、あちらは雲多く、富士山には少しも逢えず。でも、連休後の土曜日、由比は空いていて大正解!だった。
食べたのは、昨年同様、駅から歩いて数分のところにある「銀太」。なんたって大将が市場に行って魚の選別を手伝うくらい、由比の魚をとことん知っていて、旬のおいしいお魚を出してくれるのが魅力。(さくらえび料理屋さんに行くと、さくらえび料理だけになっちゃうから。。) 今年もたっぷり、とぉ〜ってもおいしくいただいてきた。

 昨日は「夕方から出前があるのでのれんを出していなかった」そうだが、次々とお客様が来ちゃう「銀太」

「桜えびフルコース」のメニュー
 お刺身
 釜揚げ
 酢の物
 沖あがり
 かき揚
 抹茶塩で
 地魚にぎり
桜えび、鯛、太刀魚、鯵のにぎり寿司。ここまでがコース全品3,000円也。


 アラカルトでお願いしたのは、「最近、ニセモノが出回っている」と、大将が(そのニセモノの看板まで見せてくれて)憤慨していた『由比倉沢の根つきの鯵』

この鯵をさばきながら大将が見せてくれたのは、さばいてみないとわからない脂の乗り。一匹目が氣にいらずに、二匹目をさばき、その違いを見せてくれた。気にいらない鯵は捨てちゃうのだそうだ。「もったいない」と言われて誰かにあげることは、ゼッタイ!しない(銀太から出た鯵だと言われるのがイヤだからだ)そうだ。

大将が二匹目にさばいた、その「根つきの鯵」のお刺身

脂が乗っていて、ほぉ〜んとおいしくて、「おいしい!」の声に大将も笑顔。

太刀魚のお刺身

添えてあるもみじおろしでいただくのだけれど、このもみじおろしもまたおいしい(笑)。

次に大将が出してくれたのは、炒った小女子(こうなご)


サンマの新子かと思ったというくらい、よく似ている。これがまた、ちゃんと魚の味がして、しかも苦味もあり、おいしかったぁ〜。

もう少し食べたくて握っていただいた、やっぱりこれ!の鯵のにぎり



由比では「こせ」という、金目鯛の仲間の「はしきんめ」。深海に居て、さくらえびをたくさん食べているそうだ。

本来、秋〜4月まで獲れる魚だそうだが、今年は運良く5月にも食べられた。

 どれもこれもみぃ〜んな とってもおいしくて すべて平らげた。(^-^)